鯨の10ピースが足りなくなったのでキス島に行ってきます

霧島「司令、先日の本部通達はご覧になりました?」
提督「日曜日の?あー、見た見た。」

手をヒラヒラと振り、霧島に生返事で返す。

提督は、3000ピースのパズルを、机の上一杯に広げていた。
パズルの絵柄は「沖ノ島沖で捕鯨」。購買に売っていたのでつい買ってしまった。
うーん、ほとんど海で全然わからん。青のピースばっかりじゃないか…

霧島「本部からの通達はご覧になりました?
提督「へー、そう…」

どこから攻めるか。やはりこの鯨の周りから地道に広げてくしかないよな…
しかし、ピースの数が多い。1000ピースの「流星改と富士」にしておくんだった。

バーン!

霧島は、机の上の作りかけのピースに、通達書を叩き付けた。

提督「あー!?なんてことを…鯨の顔のところが出来かけてたのに…」
霧島「司令。演習弾は何発ほしいですか。」
提督「わ、分かった。話し聞きますので、演習弾はいらないです。」

霧島「もう、夏の作戦の予告がでているんですよ!また、春の時のように、Lv9の利根さんを出撃させたりすることになるんじゃないでしょうね。」
提督「いやー、さすがにそれはないかと…」
霧島「うちの艦隊は、春からあまり変わっていないじゃないですか!」

霧島「本部は、次々と改二の艦装を開発しています。うちに改二を纏った艦娘は何隻いましたっけ。」
提督「…」
霧島「司令、聞こえませんが。」
提督「… 0隻」

霧島の艦装が展開される。
威圧感のある46cm三連装砲の銃口は、提督に向けられた。

霧島「司令。それで、今何をなさってるんですか?」
提督「…捕鯨のパズル…明石ちゃんに勧められちゃって…わ、分かった。とりあえず46cm三連装砲はしまって。ね、ね?」
霧島「改二が一隻もいないって一体どういうことですか!!MI作戦まで時間がないんですよ!空母の練度向上、艦載機の開発、改二への改造、資源の備蓄、夜戦対策、やることは山積みです!パズルをやっている場合じゃないじゃないですか!!」
提督「い、いや、捕鯨は男のロマンてな…」

霧島は、目に入ったピースを鷲掴みにした。

霧島「この鯨の10ピースは預かっておきます。改二に改造する毎に一つ返しますので。」
提督「え?ちょ、ちょっとまって霧島ちゃん…」

霧島は10ピースを持って、執務室から出て行ってしまった。

い、いかん。本気出さないとロマンが埋まらない。いや、夏がやばい。
捕鯨は中止して、キス島で合宿します…

スポンサーリンク

コメント(2)

  1. 鯨も改2もロマンですね(つω`*)

    あと個人的には各艦種最低でも2人ずつは最前線で戦える錬度あると頼もしいと思いますよ(´∀`)

    1. まったりしすぎて夏がやばそうです。
      そうですよね。各艦種2人ぐらいは練度が高いのがいないと。まんべんなく育てちゃってるので…
      各艦種から選抜してキス島へ行ってきます。
      夏までに改二10人くらいは鍛えておきたいなー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。