< 英語>
海外軍司令「2番艦、全砲門、開け!撃っーーー!」
海外軍司令の号令とともに、2番艦の砲門が火を噴く。
空気を切り裂いたその砲弾は、一斉に電に向かっていた。
霧島「敵弾、電を捕捉。着弾まで、29, 28, 27…..」
霧島が状況を分析し、艦隊のメンバーにインカムで伝える。
木曾「電、向かってるぞ、回避しろ。」
電「了解なのです!」
< 英語>
海外軍司令「2番艦、全砲門、開け!撃っーーー!」
海外軍司令の号令とともに、2番艦の砲門が火を噴く。
空気を切り裂いたその砲弾は、一斉に電に向かっていた。
霧島「敵弾、電を捕捉。着弾まで、29, 28, 27…..」
霧島が状況を分析し、艦隊のメンバーにインカムで伝える。
木曾「電、向かってるぞ、回避しろ。」
電「了解なのです!」
木曾を旗艦とした、電、北上、金剛は、演習のポイントへ向かって航行していた。
金剛「Oh!私のティータイムが…提督にはあとで、絶対に埋め合わせしてもらいマース…」
ぶつぶつと文句をいいながら進む金剛。そのインカムに、通信が入った。
「お姉様、聞こえますか?」
航行中は風を切るため、インカムの音声も聞き取りにくい。
金剛は、右手でインカムを押さえながら返答した。
金剛「OK、聞こえマース。その声は…」
ヒトサンゴーマル。風一つない、穏やかな海。
空からは、午後の日差しが降り注ぎ、平和な海そのものであった。
その海には、80,000tクラスの巨大な空母、そして8,000tクラスの駆逐艦が3隻、隊列をなして展開していた。
巨大な空母は、まるで自走する一つの島である。
比類なきスケール、存在感。その姿は、見る者を圧倒する。
提督「あー、もう。なんでこうなっちゃたかなー…」
提督は、不満そうな顔をしながらブツブツと話す。
対深海棲艦部隊への、海外一般の海軍部隊からの視察。ただそれだけだったはずなのに。