フタフタサンマル。ここは、宿毛湾にある大衆酒場。
ここら辺では人気の店だ。今日も店内は客で大にぎわいである。
その中には、いつになく盛り上がってる、提督と金剛姉妹4人の笑い声があった。
提督は、プライベートで部下と飲む機会はほとんどない。
日頃は忙しなく雑務に追われ、夜遅く仕事が終わる。
しかし、金剛に何度も誘われ、たまには、と仕事を早く切り上げたのだ。
5人で囲む机には、店員が、せわしなく酒とつまみを持ってくる。
店員「焼き鳥盛り合わせ20人前と、唐揚げ、冷奴、塩キャベツ、お待たせしましたー。」
店員が、皿を置くと同時に、四方から手が伸びる。
飲んで食べて、あっという間に皿のものは平らげられ、グラスの中身は胃に収まる。
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こいつら、一体どんだけ飲むんだ…
飲みが始まってから既に2時間、提督は4姉妹に圧倒されていた。
いや、榛名はまだ普通だ。他の3人がオカシイ。
提督「き、霧島、酒強いなー。」
霧島「これくらい、たしなみ程度です。司令、グラスが空いてますよ。」
提督「たしなみというか…もう、一升瓶5本は空けたでしょ。。。」
比叡「私!注ぎます!!」
比叡が、提督の空いたグラスに酒を満たす。